脳量子波実験報告

思考の垂れ流し

身投げしてみよう

本当に何も考えず登録してしまったのでさあどうしようというムードで書き出す。

 

面白い面白くない以前に語る程の日常がないのでまず間違いなく日記にならないのは確かである。

アニメの感想を書き連ねるのもこの間アニメ評論おじさんがわざわざ人のブログ見に行ってまで文句つけてるのを見てしまい下手な事言って絡まれるのも御免なので恐らくしない。毎期せいぜい2,3作品しか見てないのでそれだけで記事を作る事が不可能だし。

読書(ライトノベルでない)も人並みにはするが人並みなのでとりあえずこの本は面白いと評価されてるので読んでみようだとかそんな選択基準だし、既に評価されてる書であれば自分よりもっと文才のある人間が身になる感想/評価/考察をあげてくれている。却下。

ので、まあ、多分やったゲームの感想とかを書き連ねていくのがメインになるかな……多分。

これももっと自分よりいいレビューがあるんだろうしゲーム評論おじさんに文句つけられるかもしれないが、金出してプレイしてるので下手な事を言っても許してくれるだろ……多分な。

とは言いつつ始める理由もロクにないまま開設してしまったので後になって方針変更もあるかもしれない。

のでフィーリングで。フワッとしていこう。フワッと。ふわっふわのまほう。

 

 

とりあえず、ゲーム所感最初のタイトルとしてつい最近プレイしたMirror's Edgeをあげてみようと思う。いきなり古いゲームで申し訳ないが。

 

Mirror's Edge - Official Site

 

と、公式サイトへのリンクを貼ってみてもやたらシャレオツなだけで何するゲームなのかイマイチ伝わらないと思うので、さらにPVを。

 


MirrorsEdge (ミラーズエッジ)PV - YouTube

 

この世界ではネットはすべて政府によって情報統制がされており、罪に問われるような情報を流そうものならその場で掴まれてしまうし、政府にとって都合の悪い情報などは即時書き換えあるいは揉み消されてしまうのだ。

その為、政府に気付かれないよう街をパルクールで駆け手渡しで情報をやり取りする「ランナー」という運び屋職が成り立っており、主人公もその「ランナー」の1人…

 

と言う世界である。手渡しするにしても徒歩はねえだろ徒歩は、とか突っ込むのは野暮なのでやめましょう。あとパルクールがわからない人は適当にアレして下さい。

まあ世界設定やストーリーはどうでもいい。どうでもいいことはないが、PVを見た人なら分かる通りこのゲームの真価は別にある。

このゲームは一人称視点でひたすらにビルを駆け上がり、ビルからビルに飛び移り、それでも追いかけてくる敵から逃れるため飛行しているヘリに掴まったりする事を楽しむゲームなのだ。ついでに道中ミスして地上ウン十メートルから勢い良く地球にキスする事も。

使うボタンも少なく、何もない状態ではジャンプ、パンチ、しゃがむ程度しか出来ない。

簡単なようでいて、特殊な条件下でしか出来ないアクションがあったり、そのアクション中更に別のアクションに繋げたりというテクもあるので中々奥が深い。これらのアクションを駆使してどれだけ短時間でゴールまでたどり着けるかタイムアタックする、リアル系ソニックみたいなゲームでもある。

 

このゲームは力の入れ所がひたすら一点なのだ。

街を駆けまわる為に必要な事は最初からすべてできるし、プレイヤーに初見でも爽快にアクションしながら進めるように道筋はわかりやすくされているし、ボタンを一つ押せば行くべき方向に自動で目を向けてくれるオプションもある。(俺は何回か「ここどうすんだ…?」と詰まったりしたが。壁をデビルメイクライよろしくナナメに駆け上がってそこから三角飛びして天井近くを通っているパイプに掴まって向かい側に飛び移るとかとっさに思いつかねーよ)*1

そして舞台である街のグラフィックも独特の雰囲気を醸し出しており、 どこにでもありそうでどこにもなさそうな、そんな不思議な魅力を持っている。

特徴的な建造物の中には現実にあるビル等をモチーフにしたと思われるものもあり、とあるステージでは特撮でおなじみ日本の首都圏外郭放水路の様な場所を駆けまわる事になる。

街の看板や注意書きにはさまざまな言語がつかわれており、中には日本語らしきものもある。いつもの海外のイメージだけによる日本描写でちょっとこれ中国語かなんかと混じってません?と言う文章があるのはご愛嬌。

 BGMも世界観に沿うようなそれで没入感を盛り上げてくれる。

 

この様にとにかくプレイヤーに独自の世界観を持つ街を駆けまわって没入して欲しいというスタッフの思惑が非常に伝わってくる。

しかしストーリープレイ中ではあまり街の様子を見て楽しむ余裕はないだろう。

なぜなら道中追いかけてくる敵である警察だの機動隊だの民間警備会社だのがこれ以上なくしつこいからだ。

彼らの視界外に出ても彼らは追いかけるのを諦めたりしないし、こちらの走るコースを先読みして目の前のドアを蹴破っていきなり出てきたりする。他作品に出てくる見失ったら数十秒で追うのを諦めたり真後ろでスクワットしてもプレイヤーキャラの存在に気づかない兵士たちは彼らの爪の垢を煎じて飲むべきだ。

一度彼らの視界に入らない様にひたすら物陰をこそこそ進んでみたら周囲に誰もいないのに発見されたし多分あいつらニュータイプだ。殺されたのでやり直したらある一定のポイント過ぎたら強制的に発見される仕様になっている事に気付いたりはしていない。

銃弾や殴打を2,3回も喰らったら死ぬので敵を排除しないと進めない場面も少なくはない 。

敵の銃は奪えるが弾を拾ってリロードは出来ないから全て使い捨て、装弾数と威力が控えめな拳銃と小型サブマシンガンを除いた銃は持っていると重さゆえにアクションが制限されるため持ち歩こうとしても必ず途中で捨てる羽目になる。

しかしこのゲームはあくまで街を駆けまわるゲームであって敵を全員張り倒して進んでいくゲームでは無い為、しつこく追いかけては来るが敵の体力はさほど無いし思考パターンも単純だ。排除しようと思えば最初の1人を武装解除して銃を奪ってしまえばそんなに苦労はしない。タイムアタックならば必要最低限だけ処理してあとは追えない様ひたすら速く走り抜けるのが上策だが。

 

とはいえ一度ストーリークリアすると敵の湧かないステージを走れるタイムトライアルがあるので時間表示を無視してしまえばこのモードで好きなだけ街を見て回ることが出来る。

 とにかく街中をあらゆる方法で駆け回りたい、走行する電車の上にカッコよく飛び乗ってみたい、工事現場の建設足場を駆け上りたい、そんな人には非常におすすめのゲームだ。

 

欠点と言うか希望を言うならば、道筋がある程度決まっているのでもっと自由に街を駆けまわれるオープンワールドの様なマップを一つくらいは用意して欲しかったのと、あとは3人称視点でプレイしたりリプレイを見れるモードが欲しかったくらいか。2点ともアサシンクリードでもプレイしてろやと言われたらそれまでだが。

 

 もしこの駄文で興味が出てきたという人がいるならへタに中古ソフトを探しに行くよりDL版を購入した方が早いかもしれない。既に5,6年前のゲームなのでXbox360PS3どちらもDL版で1000円ちょいだ。

 

*1:まあこの辺はパルクールとこのゲームの自由度はここまであるという事の証左にもなるだろう。思いつかない愚鈍な俺が悪いのだ……多分。